pixivのタグから読み解くラブライブイラストの歩み

この記事は2014年版で、2015年をまとめた版があります
(2015年のpixiv内ラブライブイラストの推移)

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さて、ラブライブ! Advent Calendar 2014最終日は、
pixiv上のラブライブのイラストについて見ていこうと思います。

内容としては以下になります。

なお、一つの記事にするには長すぎたため、
3記事に分割しています。

今日はpixiv上のラブライブイラストの推移について書いていきます。

集計方法

各キャラ毎のイラストに関しては、そのキャラの本名、
もしくは別名+ラブライブタグがついたイラストを集計しています。
(ことりちゃんや凛ちゃん、のんたん等、ラブライブ以外の同名タグを含めないため)

ラブライブ!タグとしては、ラブライブ!およびLoveLive!といった作品名のタグのついたイラストと、
各登場人物のイラストを重複排除して集計しました。
(ラブライブ!タグのついてないキャラのイラストもあるため)

集計期間は、ラブライブイラストが初めて投稿された2010年8月〜2014年11月になります。

年間イラスト数の推移

一期放送の2013年に投稿数が増えた後、二期放送の2014年でさらに4倍近くイラスト数が伸びています。

ご覧の通り、アニメ化以前と以後とでは、投稿数が100倍ぐらい差があるため、
ここから先はアニメ化以前とアニメ化以後、およびキャラ毎の3種類に分けて見ていきます。

アニメ化以前の月刊イラスト投稿数

各シングル発売のたびにイラストが増加しています。

1stシングル発売後は一度投稿数が落ち込みましたが、
2ndシングル「Snow halation」が発売してからは安定した投稿数を確保しています。
その後も、3rd、4thと着実に投稿数が伸びています。

4thシングル&1stライブ&アニメ化発表の時の盛り上がりが凄いですが、
同時に3月まで5thシングルの総選挙があったため、3月の投票数も伸びています。

なお、この月の誕生日の園田海未を除くと、
南ことり、矢澤にこ、西木野真姫の3人が他のキャラと比べて増加していましたが、
総選挙の上位三人になっており、データ数が少ないので偶然かもしれませんが、ちゃんと対応が取れていました。

ちなみに、5thシングル前の7月にも山が見られますが、調べたところにこの聖誕祭効果でした。

アニメ化以降の月刊イラスト投稿数

アニメ化以前は月間投稿数が100を超えることはありませんでしたが、
アニメ化以降一気に投稿数が伸び、放送終了後以降は月刊投稿数が1000を切ることがないぐらいにまで成長しました。

投稿数の増加は夏コミまで続きますが、夏コミ(C84)が終わった後はいったん沈静化します。
ですが、12月の冬コミ(C85)と3rdのDVD/BD発売から再び火がつき、
2月のライブにかけて再びイラスト数が増加していきます。

特に、ライブ直後の二週間だけで投稿数が2000を超すなど、二期を直前にして盛り上がりは最高潮に達しています。

二期が放映されてからは一期以上のペースで伸びていき、
一期と同じく夏コミ(C86)まで増加して一度沈静化しました。

今月は冬コミ(C87)が控えているため、おそらくそれによってまた増加すると思われます。

学年ごとの集計

一週間筒キャラ毎にまとめたのを用意したので、もう少し細かく見ていくことにします。

なお、各キャラ共に誕生日とその次の日にかけて、聖誕祭イラストとして投稿数が増加します。
そのため、キャラの誕生日と次の日を別の週として集計すると、実態と集計結果がずれてしまいます。

幸いなことに、投稿数が増えた2013年〜2014年の間で水曜日が誕生日のキャラはいないため、
木曜〜水曜の一週間で集計し、誕生日と次の日が分割されることを回避しています。

1年生

これは全てのキャラに言えることですが、各キャラの誕生日ごとにスパイクが発生し、
イラスト数が増加しているのがわかります。
また、こちらも各キャラ共通ですが、4thライブ直後にもイラスト数が増加しています。

キャラとしては、アニメ化前からちょくちょく人気でしたが、やはり西木野真姫の投稿数は安定しています。
また、2013年はイラスト数が少なかったため、矢澤にこの聖誕祭でにこまきカップリングとして、
投稿数が伸びていました。 なお、2014年はイラスト数が増えたため、相対的に影響が小さくなっています。

2014年の西木野真姫の誕生日に隠れていますが、
二期の第5話「新しい私」直後から、星空凛の投稿数が上がっています。

小泉花陽はアニメ二期後の誕生日が来月のため、そちらのデータに期待です。

2年生

アニメ化以前から人気だった南ことりの投稿数は多いですが、
二期以前は他の二人も同じぐらいの投稿数があり、それほど差がついてはいませんでした。

なお、2014年の南ことりの誕生祭は、今のところ全キャラ中トップの投稿数になります。

高坂穂乃果聖誕祭の陰に隠れていますが、海の日に園田海未のイラスト投稿数が増加しています。
彼女も小泉花陽と同じく、アニメ二期後の誕生日がまだですので(3月)そちらのデータに期待です。

3年生

やはりアニメ化前からの人気キャラの矢澤にこの投稿数は凄いです。
ですが元から人気があったため、二期第4話の「宇宙ナンバーワンアイドル」の影響はそんなに見られませんでした。

一方で東條希は二期第8話「私の望み」とその直後の誕生祭で一気に投稿数が上がっています。
絢瀬絵里はお当番回が一期8話だったこともあり、二期以降で目立った変化はありませんでした。

A-RAISEとゆきあり

メインキャラではないため、やはりイラストの数が全然違います。

高坂雪穂や絢瀬亜里沙は一期後もぽつぽつと投稿が見られました。

A-RISEもほぼ同じ状況でしたが、やはり二期第3話で「ユメノトビラ」ライブをしてから、
一気に投稿数が上昇しています。
その後の最終予選でももう一度盛り上がりを見せ、以降は少しずつ投稿が行われています。

なお、2014年9月頃にまた投稿数が上がっていますが、
同人誌即売会の僕らのラブライブ5(聖地の秋葉原UTXで開催)の影響でした。
データ数がそれほど多くないため、同人イベントによる増加が大きく出ているようです。
(一応、矢澤にこや西木野真姫のグラフにも若干影響が出ています)

なお、神モブであるヒフミトリオに関しては、同名キャラが引っかかりノイズも多く、
有効なデータ数が少なすぎるため集計していません。
せめてフルネームがあればいいのですが…

まとめ

  • アニメ化以後の投稿数の上がり方は凄い
    • 一期でも増えたが、二期になってさらに増えている
  • 何かしらのイベントがあると投稿数が伸びる
    • ライブ、コミケ等
    • 特に聖誕祭の効果はすさまじい
      • どのキャラも、二期の聖誕祭は一期に比べて四倍以上増えてる
    • 4thライブの影響は大きかった
      • 4thライブ後でどのキャラも投稿数が上がり、そのまま二期に入っている。
      • アニメ化前の盛り上げ方としてかなり効果がある結果になっている(イラスト投稿数的には)
  • キャラのトレンドは大きく分けて三つ
    • 前から人気の真姫、ことり、にこ
    • 二期で大きく伸びた凛、希
    • 大きな変化がない花陽、穂乃果、海未、絵里
  • 実感として特別不人気のキャラはいないと思っていたが、実際いなかった

なお、今月末には冬コミが、1/31〜2/1にはライブがあるので、どう変化するかが楽しみです。

次回予告

明日はカップリングについて現状と、その推移を調べていきます。
pixivのタグから読み解くラブライブカップリング傾向(2014年11月現在)