Debian squeezeでShellShock対策
Debianは探しても見つからなかったので…(´・_・`)
ShellShock(CVE-2014-6271)
CVE-2014-6271(とCVE-2014-7169)として、bashに第三者から任意のコードが実行される脆弱性が見つかりました。
GNU bash の脆弱性に関する注意喚起
bashの脆弱性(CVE-2014-6271) #ShellShock の関連リンクをまとめてみた
Blog: bashの脆弱性がヤバすぎる件 – x86-64.jp - くりす研
bashで以下のスクリプトを実行し、出力文字列にvulnerable
が出てきたらまずい状態です。
env x='() { :;}; echo vulnerable' bash -c 'echo hello'
修正パッチ状況
この問題に対しては(まだ不十分ですが)修正パッチが公開されており、また各ディストリビューションでも修正したbashが配布されています。
Redhad系の対策はこちら
2014/09/24に発表されたBash脆弱性と解決法(RedHat系)
Mac OS X系の対策はこちら
CVE-2014-6271のbashの脆弱性に対応する方法
私の使っているDebian(squeeze)でも、パッチが適応されたbashを配布しています。
https://security-tracker.debian.org/tracker/CVE-2014-6271
修正版へのアップデート
修正されたbashはsqueezeの通常のリポジトリには修正版は公開されておらず、
ltsリポジトリを参照する必要があります。(2014/09/26 7:00現在)
LTS/Using - Debian Wikiにリポジトリが書いてあるので、それをapt-getの参照先に追加します。
/etc/apt/sources.list.d`に、lts.listを作り、以下のように書き込みます。
deb http://http.debian.net/debian/ squeeze-lts main contrib non-free
deb-src http://http.debian.net/debian/ squeeze-lts main contrib non-free
(手元に環境がないので確認できませんが、おそらくWheezyでは以下のリポジトリで行けると思います)
deb http://security.debian.org/ wheezy/updates main
deb-src http://security.debian.org/ wheezy/updates main
この状態で
sudo apt-get update
sudo apt-get install bash
をすることで、新しくできます。
ただし、この修正だけでは不十分という指摘があり、今後さらなる修正パッチが出てくる可能性があります。
おそらく同じリポジトリに更新が来ると思うので、上記の手順を実行したならば、
apt-getのupdate
とinstall bash
だけですむと思われます。