#技術書典 応援祭の集計スクリプトと中間集計

3/7から始まっている技術書典 応援祭で「kubectl完全逆引きリファレンス」を頒布しています。

技術書典 応援祭でkubectl完全逆引きリファレンスを頒布します

3/21で開催からちょうど二週間たったので、新刊の販売冊数と集計結果をまとめてみました。

まとめ

  • 定期的にポツポツ売れている
  • 送料がかかっても電子+紙のほうを求める傾向がありそう
    • 技術書典公式の物理本特集も効果が出てそう
  • ただしデータが少ない(26件)

集計方法

以下のスクリプトを使いました。

  • サークルの販売履歴ページに移動
  • 3/7以前のデータが出るまで「もっと読む」を押す
  • デベロッパーコンソールから以下のスクリプトを実行
  • 出力されたcsvを集計する
    • 日付、種類、本の名前、価格 の4データになります

集計結果

売上がなかった日もあるため棒がないのは正常です。

考察

電子版は初日にピークを迎え、後はゆっくりと買われています。
電子+紙は逆に後からそこそこ買われるようになっています。 ちょうど3/15日は技術書典の公式アカウントで物理本特集が始まった日であるため、ここで紙のバージョンを買う人の目に触れた可能性があります。 なお、私自身のツイートは一日遅れたので特集ページの効果が強いのかなと思います。

また、過去に技術書典では電子+紙を電子版のみと同額で頒布していましたが、ほとんどの方が紙とセットにしていました。 また、過去には電子版のみを安く頒布していましたが、その場合もほぼ紙の需要のほうが圧倒的に高かったです1。 そのため、おそらく多少安い程度では紙のほうが需要が高そうと考えていましたが、支払いのしやすさや実際その場で手に入る強さなど様々な要因があり、どれくらいまで紙の需要が高いかはわかりませんでした。

今回送料分がかかる、実際の紙の本は来るまでにタイムラグがあるなどの紙に対して不利な要素があるていどあるにも関わらず、 紙のほうが需要が高いのは物理的な媒体の強さは想像以上だなと思いました2

~ただし、電子+紙が16冊、電子のみが10冊とデータとしては少なめなため注意が必要です。~
2020/04/10追記 初日を集計に入れそこねていて、電子+紙が17冊、電子のみが15冊でした。ただ、数の差は若干ですが後半は電子より紙付きのほうが売れています。


  1. 技術書典4でMicroservices architectureよろず本を出します ↩︎

  2. 私自身は同額でも電子のみを求めるタイプなのもあります ↩︎